• リテール・事業法人部門
    リテール・事業法人業務部

    ロバート 理沙

    Lisa Robatto

    2016年入社
  • リスク管理グループ
    リスク統括部

    谷 恭平

    Kyohei Tani

    2018年入社
  • デジタルイノベーション部

    友吉 大樹

    Daiki Tomoyoshi

    2020年入社

Introduction

異業種で勤務していた人に、みずほ証券はどう見えるのでしょうか。前職との違いや入社して実感するみずほ証券の風土や文化など、現在の仕事内容とそのやりがいを通じて、異業種から転職した3名の社員にフランクに語り合ってもらいました。

talk theme 01

チャレンジしたい仕事があった。
新たなキャリア形成の道を求めた。

前職の仕事と転職の理由を教えてください。

  1. 友吉

    私は新卒で外資系の大手IT企業に入社。当初はソフトウェア製品の技術営業職として、営業担当とともにお客さまへの提案活動に従事していました。その後データサイエンティスト職に転換し、様々なお客さまのデータ利活用案件を担当しました。

  2. IT企業で、データサイエンティストの道を究めることは考えなかったのですか。

  3. 友吉

    私が所属していたIT企業で、データサイエンティストに求められたのは、高い技術力。したがって技術を磨くことに傾きがちでした。しかし、私は特定の業界ドメインに特化したデータサイエンティストになりたかった。データサイエンティストとしての知見を、ダイレクトにビジネスに活かしたいと考えたのです。谷さんの前職は医療系の会社ですよね。

  4. 実は新卒で入社したのは大手総合商社。エネルギー関連プロダクトのトレーディングにおける市場リスク管理の業務に従事しました。仕事自体は面白かったのですが、もっと当事者としてビジネスに関わりたいという気持ちがあり、医療系のベンチャー企業に転職しました。

  5. ロバート

    そこではどんな業務を担当していたのですか。

  6. Webサービスのカスタマーエクスペリエンスの向上が私のミッションでした。しかしカルチャーが合わず、新卒で経験した市場リスク管理の専門性を身に付けたいと考えるようになったんです。ロバートさんの今までのキャリアは?

  7. ロバート

    私は新卒後、家業の食品メーカーに入社し、商品開発から工場管理、営業、人事など幅広く担当しました。経営に近いポジションだったこともあって、改めて経営を勉強し直そうと思い、ビジネススクールに通学してMBAを取得し、その後ネット銀行に就職しました。資金運用部や経営企画部にて、新しい室を立ち上げて運用するなど、達成感がありました。ただ、組織の中でキャリアアップに限界を感じ、転職を考えるようになりました。

talk theme 02

人の優しさ、温かみ、人柄の良さ。
こんな人たちと一緒に働きたい。

みずほ証券への入社の理由を教えてください。

  1. ロバート

    過去には比較的小さな規模の会社でしか勤務経験がなかったことと、一人で作り上げて実践するような業務ばかりだったので、大きな規模の会社・組織で自分が貢献できるのか試してみたい気持ちがありました。

  2. 友吉

    様々な業界・企業で活躍するチャンスはあったと思いますが、なぜみずほ証券に?

  3. ロバート

    前職の経験が活かせると感じたこと以上に、面接でお会いした社員の方々にとても魅力を感じたからです。お人柄の良さに感動しましたし、上司となる方とも非常に話が合い、入社後の業務内容も明確にお話しいただき、面接したその場で入社を決めました。友吉さんは?

  4. 友吉

    私は新卒のときから証券会社には興味がありました。学生ながら、今後の日本経済の発展のためには、資本市場の成長が必要と感じていたからです。データサイエンティストという文脈上、データが絶対的に多いことが条件でしたので、大手証券会社を転職先として考えていました。

  5. 大手証券会社の中でもみずほ証券のどこに魅力を感じたのですか。

  6. 友吉

    一つはデータサイエンスを行う部署がIT部門ではなく、ビジネスサイドだった点です。業務がビジネスと密接であることは、重要なポイントでした。また新卒のときから見ていたこともあり、優しい人が多い印象を持っていたことも、決め手の一つでした。

  7. 私は、市場リスク管理の専門性を追求していく上で、市場リスクの総本山である証券会社が最適と考えていました。みずほ証券は面接を通じて、個々人と向き合う姿勢、人を紋切型に当てはめた対応をしない温かみを感じて入社を決めました。最後は直感でしたね。

talk theme 03

リスク管理、DX推進、管理会計。
それぞれの業務・組織の中の
多様性。

現在の仕事内容を教えてください。

  1. 私は市場リスク管理チームに所属しています。規制遵守やガバナンス維持、適切なリスクテイクの支援、収益機会の維持拡大、経営判断のための適切な情報提供など、多岐にわたる業務を担当しています。これらリスクマネジメントにおいて重要となるのが、重要リスク指標と呼ばれる「KRI(Key Risk Indicator)」。リスクの顕在化をいち早く察知し、被害の発生や影響をできる限り抑えることを狙いとして設定するモニタリング指標で、それらの要件定義やユーザーテストを実施しています。

  2. 友吉

    私はデータの利活用領域の推進支援、DX推進をミッションとしていますが、フロントからコーポレートまで全部署に対応するといっても過言ではありません。特徴的なのは、なにかしら解くための課題が与えられるわけではないということ。ビジネス部門のメンバーとコミュニケーションを取りながら潜在的な課題を発掘し、その解決のためのDXやデータ利活用を検討し、実施するという流れになります。

  3. ロバート

    前職のネット銀行では計数管理やコストコントロールの業務を担当していましたが、それら知見を活かし、現在は管理会計を担当しています。管理会計は社内向けにまとめる会計で、現状をタイムリーに把握することで経営判断等に活用されます。先輩方が作り上げてくださった既存の管理会計を、経営環境等に併せて高度化することが私のミッションと言えます。

入社から現在まで、みずほ証券の率直な印象を教えてください。

  1. ロバート

    私は入社時に、部門内の全部署の部長や計数管理担当者と面談をしました。管理会計を進めていくにあたってヒアリングを行ったのです。みんな協力的で「なんていい人が多いんだろう」と率直に思いましたね。

  2. 友吉

    人の良さが当社の社風を形づくっていると思います。前職がIT企業ですから、証券ビジネスのことはほとんど知らない状態。それでも、質問すれば丁寧に教えていただきました。

  3. ロバート

    それは私も実感します。聞けば、いろいろな人がいろいろなことを教えてくれる。聞いたことの3倍以上教えてくれますから。

  4. 同感ですね。先ほど言った「KRI」のシステム開発は要件定義の上流からユーザーテストの下流まで関わるわけですが、私はすべてのフェーズに精通しているわけではありません。疑問や質問に対して、的確にわかりやすく答えてくれる。こうした人との関係性の良さは、仕事を前進させる力だと思いますね。

  5. ロバート

    人の良さのバックグラウンドにあるのは、「家族を大切にする」という社員の共有意識があるからだと感じています。子どものことや家族のことで急用が生まれても、温かく対応してくれます。前職では3ヶ月しか育休を取りませんでしたし、休暇取得も容易ではありませんでした。当社は人それぞれのライフステージを尊重し、お互いにカバーし合う文化があると感じますね。

  6. 友吉

    私が所属するデジタルイノベーション部は比較的新しく設置された部署ですが、様々なバックグラウンドを持っている人が集まっていて、多様性に富んでいます。言うまでもありませんが、新卒とキャリア入社の間に壁はないし、疎外感が生まれることもないです。

  7. 私も同様に感じています。私の部署は外国籍の人も多いですし、キャリア入社の人も多い。もともといろいろな会社が統合してできたのがみずほ証券ですから、ダイバーシティ&インクルージョンという言葉が浸透する以前から、多様性を受け入れる風土があったのだと思いますね。

  8. ロバート

    みんな、同じ価値観でない良さがあると思います。それは画一的でないということであり、だから同調圧力もない。

  9. そうですね。みんな一緒ではない。仕事においても決まりきった型がないから、そこにフレキシビリティも生まれるし、フットワークも軽いんだと思いますね。

talk theme 04

求められるのは主体的な発信と行動。
多様な働き方が生む快適な仕事環境。

みずほ証券の働く環境・制度をどのように感じていますか。

  1. 友吉

    まず言えるのは、自分から意見を言える環境ということです。部署にもよりますが、私が所属するデジタルイノベーション部は、個々人が意見を発信することが求められています。

  2. ロバート

    多分それはどの部署にも共通していて、自発的かつ主体的に発信し、行動することは、みずほ証券の社風になっていると思いますね。

  3. 友吉

    しかも、自発的な動きを後押ししてくれる。というか、自分がやりたいことを自分で探しに行く、そんなカルチャーがあると思います。

  4. 私の部署は、外国籍の人が多いということもあってか、日本の一般的な会社よりかなりフラットな環境だと感じてます。フラットだから、個々の個性を受け入れる土壌があるのだと思いますね。

  5. 友吉

    制度面で言うと、私の前職は外資系ということもあり、制度の充実度や働きやすさは世界トップレベルでした。数十年前からリモートワークを導入していましたから。そこと比較してもみずほ証券は見劣りがしないほど充実していると感じますね。私自身、現在は基本リモートワークですし、フレキシブルに働くことができています。

  6. ロバート

    フレックスタイム勤務制度と在宅勤務制度が整備されているだけでなく、活用を勧める環境であることも素晴らしいと感じています。多様な働き方によって仕事と生活の調和が実現していますし、それが充実感ややりがいを生んでいると思う。

  7. 同感ですね。コロナ禍にかかわらず、ハイブリッドワークは進んでいますから、自身の予定に合わせて出社と在宅を切り替えることができ、ストレスなく勤務することが実現しています。快適な仕事環境であることは間違いないですね。

  8. ロバート

    また、人と人が繋がり、みずほ証券のみならずグループ全体で多くの方に出会える環境があることも、素晴らしいことと思います。私はERG(※)のMIW-Net(※)の事務局として活動していますが、〈みずほ〉で働く素敵な方々と実際に繋がっています。このようにグループ内で、様々な人と出会えるチャンスがあるのも〈みずほ〉の良さだと思いますね。

    • ERG……Employee Resource Groupの略。社員リソースグループ。
    • MIW-Net……ミウネット。みずほで働く管理職の女性が中心となり、多くの社員が共感できるよう様々なネットワーク活動を展開し、社員一人一人がより広い視野と自信とキャリアに対する希望を持ち、生き生きと働くことを目的に活動しているコミュニティ。

talk theme 05

より深く、より広く、より高く、
未来を見据える先にあるもの。

これから目指すキャリアや将来ビジョンを教えてください。

  1. 友吉

    私のミッションは一言で言うと、当社のDXを推進することで、みずほ証券ひいてはその先の相対するお客さまに貢献することだと思っています。DX推進によってサービス提供の土台をつくっていきたい。ただDXといっても限られた特定の分野では意味がありません。全社的な全体感を持って進めていきたいと考えています。

  2. DX推進はまさにこれからで、私の業務でもあるリスク管理においても、早急なDXの取り組みが求められています。

  3. 友吉

    ぜひ、今度ヒアリングさせてください。リスク管理の高度化にDXは不可欠だと思いますから。谷さんと協働することを楽しみにしています。

  4. よろしくお願いします。リスク管理というと一般に牽制機能を働かせるのが主たる役割と思われがちですが、牽制機能を働かせつつも、リスクの観点から会社として対応できるプロダクトを広げ、当社が提供できるサービスの範囲と収益機会の拡大に貢献していきたいと思っています。

  5. ロバート

    「攻めのリスク管理」といった感じですね。

  6. ええ。今リスク管理の世界には「アペタイトフレームワーク」という枠組みが導入されています。これは収益力向上とリスク管理の強化を狙いとしたリスクマネジメント手法。そうした新たなリスク管理の潮流も視野に入れながら、プロダクトの理解と「KRI」によるリスクの可視化を進め、経営判断の精度向上に寄与していきたいと考えています。ロバートさんが目指すことは?

  7. ロバート

    入社当初から変わらず、営業店の為に本社ができることを軸に精進していきたい。また、グループ各社や部門の括りがあるけど無いような組織作り。各社や部門を越えて連携し、国内外問わずに人材が流動的になれば、みずほ証券はさらに強くなると思うし、業務の広がりも出てくると思います。横断的なアクションを起こしていきたいですね。

  8. 友吉

    ロバートさんは人材育成にも力を注いでいますよね。

  9. ロバート

    ええ、チームメンバーを育て上げることは、私の重要なミッションの一つと捉えています。どこに行っても通用し、活躍できる人材を育てたいと思っています。成長して活躍することで生まれるのは、「幸せ」だと思います。人を育てることで、たくさんの「幸せ」を生み出していきたい。そう思っています。