友井 崇裕

グローバル投資銀行部門
投資銀行本部
社会インフラセクター

友井 崇裕Takahiro Tomoi

2016年入社

経歴
  • 2012年~2016年 大手アセットマネジメント会社
  • 2016年〜 みずほ証券株式会社 投資銀行本部 インフラ・金融・公共セクター
経験・スキル
  • エグゼキューショントレーディング
志望動機

前職のエグゼキューショントレーダーの業務を続ける中、指示されたことを正確に行う仕事だけでは物足りなさを感じ、高い専門性を持って能動的な営業を行う投資銀行業務への転職を考えるようになりました。みずほ証券は、面談を通じて証券会社として上を目指す姿勢、その中で自分も活躍できる場があると感じて入社を決めました。

現在、どのような業務を担当されていますか。

入社以来、一貫して投資銀行部門でカバレッジ業務を担当しています。カバレッジとは、いわばお客さまの総合窓口。担当セクターに関する知見を活かして、お客さまの課題解決に向けて、資金調達やM&Aなどの提案や案件執行を主導する役割を担います。投資銀行の業務は大まかに分けると案件発掘・提案を行うオリジネーションと、案件執行のエグゼキューションに分かれますが、このオリジネーションを担うのが私たちカバレッジバンカーです。
現在、運輸・建設・レジャー業界を中心に担当しています。基本的に、お客さまの要望や質問に対して、様々な社内リソースを活用して回答することで、お客さまの期待に応えていくことをミッションとしています。営業活動においては自身の仮説を基に、M&Aや資金調達に係る資料を作成し、お客さまとディスカッションを行います。お客さまとの対話を通じて自身の仮説をブラッシュアップし、案件創出に繋げていきます。

仕事におけるミッションと
やりがいを教えてください。

カバレッジバンカーは案件創出こそがミッションです。そのため、お客さまと常に接点を持ち、お客さまの課題・ニーズを的確に把握し、それらを踏まえた上で提案、最適解を導き出しています。私がその過程で大切にしているのは、「エッジが立った仮説」を立てること。つまり、課題解決に対して斬新で先鋭的な、お客さまの期待を超える仮説を立て、提案を行うことです。その提案がお客さまにも受け入れられ、案件化したとき、仕事の喜びを感じます。また、案件創出後もクローズに向けて主導的役割を担いますが、その間日々情勢は変化します。様々な決断を求められる場面に遭遇しますが、お客さまと同じ想いでゴールへの最短ルートを目指し、案件がクローズを迎えた際に、お客さまと達成感を共有することはやりがいにつながります。

これまでのキャリアが活かせている点は
どのようなところですか。

前職はエグゼキューショントレーダーとして、株式の取引を担当していました。常にマーケットに向き合い、売買の決断を迫られる厳しい環境の中での業務でしたが、その経験は今の仕事にも大いに活かすことができていると感じています。トレーディングで培った相場観やマーケットの動向への理解は、お客さまと会話し、提案する上で自身のバリューであり、武器だと思っています。最近は、お客さまも投資家の要望や投資方針を考慮して、資本政策を見直す傾向が強くなってきました。投資家が期待する発行体への想定ニーズと発行体の想いのバランスを踏まえた提案を行う上でも、トレーディングの経験は有効に活かされていると思っています。もちろん、これまで培ってきた知見だけでなく、常にアンテナを高く張って情報を収集し、将来を見通す視座を持つこと、見通す確度を高めるスキルを養っていくことで、「エッジが立った仮説」に磨きをかけていきたいと考えています。

みずほ証券の社風をどのように感じていますか。

入社前、みずほ証券とはセルサイド・バイサイドの立場で付き合う機会が多かったのですが、良くも悪くも、優等生でおとなしい印象が強かったです。証券会社にありがちなガツガツした印象は受けませんでした。ところが、実際に入社すると、オリジネーションにおいてもエグゼキューションにおいても侃々諤々、お客さまのことを考え、熱い想いを持って議論している姿が垣間見られ、印象を新たにしました。また「One MIZUHO」戦略により、グループの様々なナレッジ共有、バッググラウンドを持った人との意見交換などが、営業の提案活動の一助になるのは、他の投資銀行にはない魅力だと思います。

今後の目標、目指すキャリアについて教えてください。

投資銀行の仕事は会社の重大な意思決定に関わる機会も多く、お客さまの経営陣の方々と話す機会も少なくありません。そのため自分の引き出しを増やすため、様々な機会を見つけて知識・スキルを習得し、自身を高めていくことに貪欲でありたいと思っています。
前職は証券会社に発注する立場でしたが、その際に感じていたのが「この人だったら大丈夫、この人に任せたい」ということでした。そして、そう思ってもらえるようなバンカーを目指すべく投資銀行の世界に入りました。投資銀行のビジネスの世界でお客さまから信頼を勝ち得るには、相応の年数が必要だと考えています。より多くのディール経験、オリジネーションを通じて、ファーストコールがかかる、そんなバンカーを目指していきたいですね。
そのためにも、オリジネーションだけでなく、エグゼキューション(案件執行)の経験も積みたいと考えています。エグゼキューション経験後、再びオリジネーション業務に就くことで、より「エッジの立った」仮説・提案ができるバンカーに成長したいです。