コンプライアンス統括グループ
ホールセール・
コンプライアンス部
Poon Kaori
2019年入社
- 経歴
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- 2007年~2012年 外資系証券会社
- 2013年~2019年 他の外資系証券会社へ転職
- 2019年~ みずほ証券株式会社 ホールセール・コンプライアンス部
- 経験・スキル
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- レギュラトリー・レポーティング
- プロジェクトマネジメント
- MBA
- 志望動機
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転職当時、個人的にMBA取得に向けて勉強していた時期で、知識の面だけではなく、キャリア面でもスキルアップを図りたいと考えていました。新しいチャレンジの場を探している中で出会ったみずほ証券は、前職の知見を活かせることに加え、面接で出会った方々の仕事に対する真摯な姿勢に惹かれました。
どんな業務を担当されていますか。
現在、ホールセール・コンプライアンス部のインフォメーション・コントロール室に所属しています。当室が担っているのは、法人関係情報(≒インサイダー情報)管理。「法人関係情報(≒インサイダー情報)」とは、上場企業等の運営、業務または財産に関する公表されていない(非公開情報)、顧客の投資判断に影響を及ぼすと認められる重要な情報を指します。法令において、この法人関係情報(≒インサイダー情報)に基づく自己売買や法人関係情報(≒インサイダー情報)を提供した勧誘は禁止されており、また、自主規制において、法人関係情報(≒インサイダー情報)の管理態勢の整備を図ることが求められています。それによって市場の公正性を確保するのが、法人関係情報(≒インサイダー情報)管理の大きな目的の一つです。
私は、当部が行っている多岐にわたる法人関係情報(≒インサイダー情報)管理業務の中で、主に、海外と連携するグローバルチームの一員として、案件情報管理業務のほか、GCRというシステムによるプロセス高度化プロジェクトに従事しています。当社および当社グループの法人関係情報(≒インサイダー情報)(およびMNPI等情報)は、GCRシステムでグローバル一元管理されており、管理の高度化のための機能拡充が取り組みの一つです。情報管理において重要なファクターの一つとなるのが、社内で「誰がどの情報を把握しているか、明確にする」ことです。リスクになり得る可能性がある情報を、海外拠点と連携・共有するシステムの最適化に取り組んでいます。また、アナリストのレポートに対して、配信前の事前審査業務も担当。レポートに法人関係情報(≒インサイダー情報)が含まれていないか等、厳正にチェックする役割も担っています。
前職での経験は活かされていますか。
また、やりがいは何でしょうか。
前々職の外資系証券会社では、レギュラトリー・レポーティング業務に携わっていました。金融庁をはじめとする、当局への金融規制に関する報告書の作成や一元管理する業務を担当。その後転職した外資系証券会社では、報告書をグローバルシステムにオンボードするプロジェクトにSME(Subject Matter Expert)として参加しました。レギュラトリー・レポーティングはコンプライアンス、リスク管理に関わる業務であり、これまでのキャリアや知見が活かされていると思います。また、現在取り組んでいるプロジェクトでは、海外拠点を含むステークホルダーとのコミュニケーションにおいて、前職のグローバルな取り組みの経験が大いに役に立っています。
現在取り組んでいるプロジェクトでは、ホールセール・コンプライアンス部内のメンバーはもちろん、海外拠点のコンプライアンスチーム、ITおよびベンダーの方々を含め幅広いメンバーと業務を行っていますが、その際のコミュニケーションや意見交換が自身の成長を促していると感じます。ビジネスの規模が大きいからこそ、オポチュニティが豊富であり、新しい仕事を任せてもらえる機会も多く、その中に大きなやりがいもあります。
みずほ証券の社風を
どのように感じていますか。
入社して感じたのは、人を育てることに非常に前向きであること。後進の育成のために、それまで培ってきた豊富な知識・長年の経験を惜しみなく提供される方が多く、学びの機会が常にあります。また、自分の周囲では、今までコンプライアンス以外の様々な業務を経験されてきた方が多くいます。そのため、異なる視点で業務内容を検討できたり、スムーズにコミュニケーションを進めるためのアドバイスをいただいたりと、とても刺激的な環境です。実感するのは、仕事の質を高めることにみんな高い意欲を持っており、愛社精神があること。個々人の能力も優れているのですが、それ以上に一体感、チーム感の強さを感じます。そのような人・チーム中で働くことが、自身の学び、そしてモチベーションにも繋がっていると感じています。