藤井 恵美

事務グループ
クライアントオペレーション部

藤井 恵美Megumi Fujii

2018年入社

経歴
  • 2011年~2014年 大手証券会社
  • 2014年~2018年 大手外資系証券会社
  • 2018年〜 みずほ証券株式会社 クライアントオペレーション部
経験・スキル
  • リテール営業
  • バックオフィス業務
志望動機

前職でバックオフィス業務を担当していましたが、フロントに近いポジションであるミドルオフィス業務に興味がありました。当時、みずほ証券はミドルオフィスが新たに立ち上がった時期。新たなキャリアの幅を広げるための、チャレンジの場としてふさわしい環境だと思い入社を決めました。

現在、どのような業務を担当されていますか。

現在、ミドルオフィスにて、債券のセールスサポート業務を担当しています。債券を含む証券取引は、売買を執行するトレーダーやセールスで構成されるフロントオフィス、約定後の事務処理を行うミドルオフィス、そして決済や元利金支払い等を担当するバックオフィスの連携によって行われています。ミドルオフィス業務は、その名が示すように、フロントオフィスとバックオフィスを繋ぐ役割を担います。業務内容の一つが、約定後の約定コンフォメーションの送付。システムに入力された約定内容を確認し、お客さまのフォーマットに合わせてPDFやFAXで送付する作業です。その後、相互にデータをやり取りして約定内容を照合します。つまりこれら一連の作業は、取引の最終フェーズである決済に進めるため、約定内容の徹底した信頼性・正確性を担保する業務。ミドルオフィスで異変やミスを見逃すと、場合によっては重大なインシデントに発展しかねないため、担う責任は大きなものがあります。
こうした約定から照合、決済までの一連のプロセスを、標準化されたメッセージ・フォーマットにより、システムを連動させる自動化が進展しています。しかしシステムは万能ではありません。ミスや誤り、異変への気付きは人の目が必要な場合が少なくありません。システムの自動化は大きな流れであり、事務効率化に欠かせないと思いますが、システムでは把握できない異変に自身の目で気付き、迅速かつ適切なアプローチで問題を解決したときは、大きなやりがいを実感します。

前職での経験はどのように活かされていますか。

私は新卒で国内大手証券会社に入社し、リテール営業を経験しました。その後、外資系証券会社に転職したのは、自身の有している英語スキルを仕事の現場で活かしたいと思ったからです。またバックオフィスという新たな業務への挑戦を通じて、証券パーソンとして成長したいという想いがありました。現在のミドルオフィス業務は、みずほの海外拠点で約定した取引を東京のミドルオフィスが受けるなど、海外とのやり取りが多いのも特徴の一つ。主にローカルスタッフとやりとりをしますが、その際のコミュニケーションに前職の外資系証券会社での経験が活きていると感じています。
海外現地のスタッフですから、カルチャーや価値観、働き方も日本人とは異なりますが、言葉の表現やアプローチ方法など、相手の機微に合わせた対応でスムーズなコミュニケーションを実現できていると思います。また、トレードのライフサイクルの一つである決済などのバックオフィスの経験は、取引全体を把握する力を培えたと思いますし、その知識やスキルは、現在の業務に大いに活用できています。

みずほ証券の風土・文化を
どのように感じていますか。

入社前は、社風が堅い印象でした。しかし入社後、とても柔軟でかつ合理的に物事を進める社風を実感しました。最初に入社した証券会社は、物事それぞれの関係性を重視するあまり、硬直的な部分も少なくありませんでした。一方で、外資系証券会社は徹底してコストを重視する文化。それら経験を踏まえると、みずほ証券はバランスを考慮し、周囲の様々な意見や指摘を考えて業務を進める文化があります。それは働く場として心地良いものであり、働きやすい環境であることを実感しています。
またみずほ証券は、数社の証券会社が統合・合併して成立した会社であり、様々なバッグラウンドやキャリアを持った社員で構成されています。キャリア採用者も多く、私の部署には、私同様に外資系証券会社を経験してきた人もいます。ダイバーシティー &インクルージョンが推進されており、多様性を重視した風土が形成されていると感じています。

印象深いエピソードを
教えてください。

入社して約半年後に行った、ニューヨーク出張です。フロント、ミドル、バックそれそれのシステムは、日本とアメリカでは異なります。そのため、たとえばアメリカでの約定を日本で処理する場合、想定していなかったトラブルが起こる場合もありました。そこで、アメリカのシステム事情を把握するために私が派遣されることになりました。経験豊富な方もいる中で、入社したばかりの私に成長の機会を与えていただきました。新卒もキャリア採用も垣根なく、人を育てるみずほ証券の姿勢を実感しました。

今後はどのようなことに
取り組んでいきたいですか。

ミドルオフィス業務を極めていきたいと考えています。ミドルオフィスの仕事は、セールスやトレーダーのサポート業務だけではありません。潜在する信用・市場リスクの把握やコンプライアンスのための内部管理など、取引の健全性を維持する重要な業務も担います。また、業務の効率化やシステムの運用・開発といったプロジェクトに関わるケースも。今後、多くの経験を積み重ねていくことで、ミドルオフィサーとしてより多くの人に信頼してもらえる存在に成長していきたいと思っています。