IT・システムグループ
IT基盤統括部
井上 正浩Masahiro Inoue
2020年入社
- 経歴
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- 1992年~1992年 大手電子メーカー
- 1992年~2002年 通信系Sler
- 2003年〜2020年 外資系保険会社
- 2020年〜 みずほ証券株式会社 IT基盤統括部
- 経験・スキル
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- Voice Networkエンジニアリング
- 電話システム構築
- 志望動機
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元同僚のみずほ証券の社員から社内のVoice Network状況を伺い、改善に協力してほしいとの要望を受け、これまで培ってきたスキルを活かせると思い転職を考えました。入社の決め手になったのは、面接時のIT基盤統括部長の熱意。「本気で業務改善、風土改革をしたい」という熱い言葉を受け、この方の下で働きたいと強く思いました。
どんな業務を担当されていますか。
私が所属するIT基盤統括部は、社内インフラの維持管理業務を担っています。社内で使用するPCやプリンター、電話、インターネットなどの安定的な稼働を実現し、当たり前に使用できるビジネスインフラを提供しています。その中で私は、主にみずほ証券内のネットワークおよび電話関連の維持管理・運用を行うチームのリーダーを担当。入社時は、キャリアの中で培った、電話をはじめとする音声ネットワーク(Voice Network)のエンジニアとして業務に取り組んでいましたが、現在はデータネットワークを含む安定的な運用をミッションとしています。
入社以来、私が注力してきたのは、コロナ禍に伴う在宅勤務のための基盤整備。私の入社時は新型コロナウイルス感染拡大の時期であり、在宅勤務の早急な体制整備が求められていました。課題としてあったのは、PC上での通話。在宅であっても、出社時と同様に、お客さま対応ができる環境構築を進めました。その一つが「ソフトフォン」の導入です。これは、PCに専用ソフトをインストールすることで、インターネット回線を介して通話できる電話の新しい形。お客さまはいつもと同様の電話番号(代表番号)を通じて、担当者との通話ができるようになります。システムは完成し、現在はトライアルを進めています。コロナ禍収束後も、在宅勤務は働き方の選択の一つになると思われますので、今後、関係部署とビジネスプランを策定の上、導入拡大していく計画です。
業務遂行において
心掛けていることを教えてください。
エンジニアとして電話システムの更改に取り組んできましたが、私が目指しているのは、それら業務を通じて、みずほ証券の企業文化を変えていくことです。面接時、当部の部長が私に期待したこともその点でした。外部から新しい風を入れることで、文化を、風土を変えたいと。ITインフラはインシデントや障害発生時の業務影響が大きいこともあり、安心・安全を重視する傾向が強く保守的になりがちです。そのため、変化やチャレンジを避け、失敗を怖れる傾向があります。しかしそれでは、部の成長・発展は望めません。たとえば、成果として100点満点でなくても、10点あるいは20点取れれば、それは前進なのです。そのためには変化を怖れず、チャレンジする気持ちが必要です。自分の取り組む姿を見せて、これまでの文化に影響を与えたいと考えています。
「ソフトフォン」の取り組みはまさにその一つで、これまでとは違う電話機能、ツールを提案し、実現しました。新しいことへの取り組みは、常に懸念が付きまといますが、「まずはやってみる」という姿勢で取り組んだことで、電話システム更改という成果だけでなく、メンバーの思考・意識の変化の動機付けのきっかけになったと思っています。今後も、変革の先頭に立って、新しい文化・風土の醸成を進めていきたいです。
みずほ証券の魅力や強みは
何だと感じていますか。
当初、旧来の縦社会的な堅いイメージを持っていましたが、採用選考を通じてその印象は大きく変わりました。特に「人・社員に対して温かい会社」であることを感じ、入社を決意。入社後もその印象は間違いなく、社員への対応や姿勢は、これまでの職場で経験したことがないほど、温かさに満ちていました。
みずほ証券の魅力であり強みであると感じるのは、「多様性」を重視している点です。私自身がその一つ。私は大学を卒業していませんし、外資系企業からの中途採用ですが、何の偏見もなく受け入れていただきました。また、不公平感がなく平等に評価されており、疎外感もない、働きやすい環境であることを実感しています。業務面で言えば、やりたいことに対して、上席者が否定から入ることはありません。まずは話をきいてもらえる、そして多くの場合は実践できる。「まずはやってみたい」という自身の意思が尊重されている環境です。