why なぜ、私はみずほ証券を
選択したのか。

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私は6歳まで中国で生まれ育ち、大学では商学部を専攻の上、交換留学でフランスのビジネススクールに1年間留学しました。そのようなバックグラウンドから、「スケールの大きさ」「インフラ」「グローバルな環境」を基軸にして就職活動を進めました。そして国内外の生活の基盤や産業の根幹を支える一助に繫がるという想いから、海運業界でキャリアをスタートさせました。配属部署がコンテナ船のオペレーションを取り扱うセクション。ターミナル内のコンテナ船・クレーン等の巨大設備と隣り合わせに仕事をしていたこともあり、こういった大規模な設備投資はどのように資金調達が行われているのかと好奇心を抱いたのが、ファイナンスに興味を持ったきっかけです。また、前職では分業体制が確立されていたため、もっと俯瞰的に全体感を持って取り組める仕事と感じた金融の世界への転職を考えました。そして金融について基礎から学びたいと考え、帰国後、銀行、証券等、幅広く金融業界にアプローチする中で、出会ったのがみずほ証券です。私は、チャレンジングな環境で裁量を持って、大型案件にシームレスに携わりたいと考えていましたが、面接を通じてそれを実現できる場がみずほ証券であることを確信。そして、面接担当者の「若くても仕事を任せるのが当社。一緒に頑張ろう。」という、パワフルで情熱溢れる言葉に強く惹かれて入社を決めました。

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what 私は日々、何を原動力に、
何に挑んでいるのか。

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入社以来、不動産投資銀行部で国内機関投資家向けの非上場REIT(※)をはじめとした、不動産を裏付けアセットとする私募ファンド(※)組成に携わっています。いわゆるストラクチャードファイナンス(※)の一つ。無期限のSPC(※)を活用した循環型再投資のビジネスモデル構築により、資金調達の多様化を可能とするものです。すなわち、不動産の開発、保有、運営、管理、売却、再投資というサイクルでポートフォリオの改善・拡充を図っていきます。マーケット環境が変動する中で発行体の資金ニーズと国内の年金基金・金融機関等の機関投資家の運用ニーズに応えるべく、FA(ファイナンシャルアドバイザー)としてSPCの設立から、エクイティストーリー(※)の構築、契約書の作成・交渉、資金調達と、1つのファンドに係る一貫した業務を円滑にコントロールすることが求められます。ファンド組成には1年以上の長期プロジェクトが多く、緊張感と臨場感を感じる環境下で一歩一歩前進している実感、それこそが原動力になっています。また、みずほ証券の仕事の進め方で驚くのはチームワークの強さ。メンバーそれぞれの役割はあるものの、全体感を持って取り組んでおり、お互いに助け合い支え合う文化が根付いていることも新鮮でした。また強調したいのは、人を育てる風土が培われていること。私はREITや私募ファンドに関する知識はゼロからのスタートでしたが、先輩・上司の丁寧な指導がありました。そして、「やってみろ」と背中を押し、失敗してもカバー、フォローしてくれる環境があります。失敗を怖れることなく思いっ切りチャレンジできる、それがみずほ証券の魅力だと感じています。

※REIT…………不動産投資信託。投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資家に配当する商品。
※私募ファンド…投資家から集めた資金を不動産に投資する不動産ファンドの中で、特定あるいは少数の投資家から資金を募るファンド。
※ストラクチャードファイナンス…仕組み金融。プロジェクトファイナンスや証券化といったストラクチャー(仕組み)を利用して資金調達を行う高度な金融スキーム。
※SPC……………特別目的会社(Special Purpose Company)。企業が不動産などの特定の資産を企業内部から切り離し、特定のプロジェクトや資産のためにだけに設立される会社。
※エクイティストーリー……投資家に対して、ファンドの戦略、商品の特徴・魅力など、投資価値を示すもので、円滑な資金調達のカギとなる。

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when 私はどんな瞬間に成長し、
達成感を享受するのか。

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初めて担当を任されたときのことは鮮明に記憶しています。それまで先輩の動きや対応を日々近くで見ていたにもかかわらず、いざ自分がやるとなると、次のステップは何か、どのようにプロジェクトを遂行していくか、案件クローズまでのマイルストーンに悩む日々の連続でした。当時、非上場REITマーケットの拡大とともに、商品ラインナップはますます多様化・複雑化していました。その中でひとえにREITというヴィークル(資産と投資家を結ぶ機能を担う組織体)は同じですが、商品性やコンセプト、さらに組み入れるアセットもオフィス、レジデンス、リテール、物流施設などと異なるため、投資家のニーズを的確にとらえた商品づくりは容易なことではありません。各フェーズでそれぞれのファンドにとってベストプラクティスの考案が求められる中、知識面の補強と柔軟な対応が両立できず、焦りを感じることがしばしばありました。そうした中、先輩方の強力なバックアップを受け、自分なりの進め方をつかめたとき、またその積み重ねでスムーズに進められるようになったとき、粘り強く取り組んで良かったという充実感があります。この仕事は私募ファンドの組成から機関投資家への販売までシームレスに関わることになります。案件のまとめ役として大切なのは、機関投資家の運用ニーズを的確に把握すること。それを実践するためには、日々知識や情報をアップデートし、また洞察力、コミュニケーション力等のスキルを磨いていく必要があります。そうした地道な取り組みが成長に繋がっていくと思いますし、その成長の実感の中にやりがいもあります。機関投資家の運用ニーズに的確に応え得る、そんなファイナンシャルアドバイザーへの道を着実に歩んでいきたいと思っています。

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how 私は将来どう挑み、
実現するのか。

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かつて、複数の投資ヴィークルを組み合わせた国内外からの投資を可能とするクロスボーダーのファンド組成という、非常にチャレンジングな案件に携わったことがあります。ストラクチャーの構築から法務・税務の専門家と論点整理を進め、海外FAと協働で案件を遂行していきました。課題は山積、気の遠くなるようなときもありましたが、プロジェクトチームの先輩からアドバイスを得つつ、クローズまで白熱した時間を過ごすことができました。ファンド組成の醍醐味を感じた貴重な経験でした。REITの切り口だけでなく、今後、このようなクロスボーダー案件にも幅広く携わっていきたいと思っています。みずほ証券は着実に証券プロフェッショナルとして研鑽を積む機会を与えてくれる場であることを実感しています。研鑽を積む多彩な機会があるみずほ証券だからこそ、自身の将来ビジョンとして描いている、「社内外から信頼を得られるシニアバンカー」へ成長することが実現できると思っています。投資家から資金を募って私募ファンドを組成、これら不動産アセットを取得して長期的に運用する不動産投資ビジネスにゴールはありません。恒久的にSPCを運営し、増資等によってファンドを成長させていきます。それは国内の不動産マーケットの活性化に貢献することであり、日本経済にも一定のインパクトを与えるものだと思っています。キャリアの転換点をみずほ証券でスタートさせて6年。この間、一つひとつの課題に向き合いそれをクリアしていくこと、またお客様から感謝のお言葉をいただくこと、その度に仕事の喜びがあり、自身のポテンシャルが広がっていく手応えがありました。今後も長く働き続けていきたい。それが証券のプロとしてだけでなく、人としての成長を促すことを確信しています。

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