• リテール・事業法人部門

    高橋 玲

    Rei Takahashi

    上野支店 ウェルスマネジメント五課 課長

    2008年入社
    法学部卒

  • リテール・事業法人部門

    片山 志保

    Shiho Katayama

    虎ノ門支店
    ウェルスマネジメント二課 課長

    2005年入社
    文学部卒

  • リテール・事業法人部門

    朝倉 舞子

    Maiko Asakura

    本店営業第一部
    ウェルスマネジメント四課 課長

    2001年入社
    法学部卒

  • リテール・事業法人部門

    安田 梨絵

    Rie Yasuda

    立川支店
    ウェルスマネジメント三課 課長

    2009年入社
    経済部卒

※所属部署は取材当時のものです。

MIZUHO'S WOMEN

みずほ証券は、以前から女性管理職の登用に
積極的に取り組んできました。
マネジメントの役割はチームを活性化させ、
強いチームを作ることです。
ここでは、課長のポジションで
チームを率いる4名の女性管理職に、
どのような考えや想いをもって部下を育て、
チームをマネジメントしているのか、
率直に語り合っていただきました。

CHAPTER01

様々な経験を積んできた。
そのすべてが、
未来に続く糧となる。

これまでのキャリアと転機となった出来事を教えてください。

安田

私は入社後に京都支店に配属、その後静岡支店、本店営業第一部と12年間にわたって、個人及び法人のお客さまに向けた資産運用の提案活動に従事してきました。中でも、本店営業第一部での経験は私にとって大きな転機になりました。これまでご担当するお客さまは個人のお客さまが中心でしたが、本店営業第一部では法人のお客さまを担当することになり、知らない世界に直面しました。例えば上場に向けたサポート、法人税制の対応、法人限定商品など、わからないことが山積しており、悩みに悩みました。「10年目の壁」を感じましたね。

高橋

その壁をどうやって乗り越えたのですか。

安田

知識がなく、更には法人顧客へどのようにアプローチしたら良いのか全く見当もつかず苦労しました。しかし、この壁を乗り越えれば、1人の証券パーソンとして大きく成長できると信じ、徹底的に知識をインプットしました。また、アプローチ方法についても、法人のお客さまでも人、というように発想を変え、自身の強みであるコミュニケーション能力を発揮し、担当者とRMを構築するということを意識しました。高橋さんのキャリアも教えてください。

高橋

私も安田さんと同じく、入社後、個人の富裕層や法人のお客さまに向けた金融商品を中心とした、資産運用の提案活動に取り組んできました。最初の配属は吉祥寺支店。その後立川支店に異動し、本店営業第二部に異動後はプラネットブースでの勤務も経験しました。印象深く心に残っているのが、お客さまに転勤の挨拶をした際、「このままずっと担当して欲しい」というお言葉をいただけたことです。マーケットが下落したときでも逃げずに真摯に対応することを心がけていましたが、その姿勢はお客さまにもしっかりと伝わっていたのだと実感しました。

朝倉

私はこの中で一番社歴が長いわけですが、当時は一般職があり、入社時は店頭対応営業を担当し、入社3年後に総合職に転換したのですが、みずほ銀行とみずほ証券が連携して活動する「銀証連携」の拠点として、銀行内に誕生したプラネットブースで業務を行うことになりました。異動直後は、証券会社に入社したのになぜ銀行に行かされるのだろうと、悲観に暮れていましたね。

片山

私も入社2年目でプラネットブースに配属となりました。現在では「銀証連携」は当たり前ですが、当初は確かに違和感がありました。朝倉さんは、その厳しい状態にどのように対応したのですか。

朝倉

よくよく考えてみれば、グループとはいえ違う会社の人たちと一緒に働くことができることで新しい発見や自身の成長にもつながるのではないかと、前向きに考えて過ごしていました。片山さんはプラネットブースで確かな実績を上げましたね。

片山

ええ。当社には優績者が表彰をされる制度がありますが、それを目指して業務に取り組んでいました。なかなか賞を取ることができずに落ち込むこともあったのですが、当時の上司であった女性課長から「もっと頑張ればいい」というアドバイスを受けたことは今でも忘れられません。そこで奮起し、その後、社内で賞をいただくことができました。あの言葉があったから、今があると思えるほど、私にとってのターニングポイントでしたね。

CHAPTER02

一人ひとりの強みを
見出して引き出し、
「やる気スイッチ」を
押してあげる役割。

現在の仕事内容とミッション、やりがいを教えてください。

高橋

4人とも同じ課長職であり、基本的な仕事内容やミッションは変わらないと思いますので、私から説明したいと思います。各支店には達成すべき目標・ビジョンがあり、それぞれのチームにも目標・ビジョンが与えられます。この目標・ビジョンを共有しその達成に向けて組織・チームを導いていくことが私たちのミッションであり、そのための最善のマネジメントを模索・実践し、メンバーを育成していく。それが課長職の役割だと思います。みなさんは、マネジメントではどのようなことを大切にしていますか。

片山

私はメンバー一人ひとりのいいところ、強みを見出すことを心がけています。セールス力や知識力、コミュニケーションスキルなど、いいところを引き出すことが大切だと思いますね。そしてコミュニケーションをとっていく中で、「やる気スイッチ」を見つけて押してあげる。モチベーションを高く維持することで強いチームにしていきたいと思っています。

朝倉

おっしゃる通りですね。頭ごなしに怒るのではなく、問題点は指導して是正すると同時に、片山さんが言うようにいいところを見つけて褒めることが大事だと思いますね。

安田

私も同感です。「褒めることで伸ばす」のが私の育成方針です。単なる指示にならないよう、納得感のある指示が必要です。人を動かす難しさを日々痛感していますが、褒めることはやる気につながると思いますね。

高橋

行動を変えてもらうには、意識を変えてもらわねばならないと思います。「お客さまの立場に立てばこうではないか」「お客さまをフォローしなければならないのでは」等、言い続けるしかありません。根気よく背景も含めた本質的な理解を求めていくことで、成長を促していきたいと思っています。

片山

そうですね。部下が昇格したり、大口の成約を取ったりと、部下が成長していく姿を見るのは大きな喜びです。今でも元部下から連絡が来たり、課長に昇進した部下から相談が来たりすると、とても嬉しくなります。

朝倉

やはり、部下の成長は楽しみですね。私は以前から「楽しく働く」ことをモットーとしてきましたが、それは課長になっても変わりません。楽しいと感じるのは、やはりお客さまが喜んでくれたときです。その楽しさを部下と共有したいと思っています。

安田

そのためにもチームワークがとても重要ですね。メンバーが目標達成という同じ方向に向かって、一体感を持って取り組むチームを作りたいですし、それが私たち課長職の役割でもあると思います。

高橋

チームをまとめるのは、課員のことを良く知ることが必要だと思います。そのため日頃の同行訪問や1on1ミーティング等を通じて、課員と直接会話する機会を意識的に作っています。その中で、私がアドバイスしたことでメンバーが良い方向へ変化し成長していく姿を見ることができるのは嬉しいですし、チームが成長していくことの達成感は、一営業員のときには味わえない充実感があります。

安田

課長職のやりがいはそこに尽きます。部下が今までできなかったことができるようになるなど、少しでも成長していく姿を見たいですし、成長を支援したいと思います。私も密にコミュニケーションをとる中で、個々人に合った指導、対応を行っていきたいと思っています。

CHAPTER03

産休・育児から
課長として職場復帰。
制度の充実と周囲の
手厚いサポートがある。

仕事と育児・プライベートの両立について教えてください。

片山

今日のメンバーで育児・復職を経験しているのは、私と朝倉さんですね。私自身は、プライベートも仕事も充実させたいという思いから、出産・育休後も課長として働きたいと考えていました。課長で職場復帰をされた方が周囲にいなかったのですが、自分の意見を上司に伝え理解していただいたこともあり、課長として復帰することができました。

朝倉

私も産休・育休を取得するときはすでに課長でしたが、生後8か月後に、片山さんと同じく課長で復帰しました。現在も朝会ぎりぎりで出社、夜も19時には退社させていただいています。それも周囲の理解があるからこそです。上司や他の課長、スタッフに支えてもらっています。

片山

同感です。当初は本当にフルタイムで課長として働いていけるのか不安でしたが、上司部下や周囲のサポートもあり、育児と両立しながら働くことができています。現在も朝はリモートPCでオンライン会議に出席し、幼稚園に子どもを送ってから会社に行くというスタイルで働いています。

安田

当社は働き方改革を推進しており、時間の制約がある人も働ける制度が整備されていると思います。チームの中に時短勤務の社員がいるのは当たり前になっていますし、育児や介護を行う社員をチームでサポートする環境があります。また、時間の制約がある分、効率よく働こうとする前向きな社員が多いですよね。

高橋

ええ。支店の女性社員の中にも、育児休暇から復帰して時短で仕事をしている社員が多く見られます。朝の会議に出られなかったり、お子さんの体調不良等で急遽有給をとったり、イレギュラーなことが生じても課長を中心にフォローする体制が、当たり前にできています。

片山

仕事と育児の両立について話しましたが、そうでなくても働く上でワークライフバランスを大切にすることは重要だと思いますね。先ほども指摘しましたが、社員のモチベーションの維持と向上は組織としての生産性をアップする上でとても大切です。効率化を重視した行動を促し、ワークライフバランスを保ち、より一層活き活きと働ける環境を目指していきたいと思っています。

高橋

そうですね。証券営業は、お客さまの予定に合わせるということもあり、どうしても残業をすることもあります。課長にとって、課員のタイムマネジメントも重要な役割ですから生産性向上のための業務効率化をこれからも追及していきたいと考えています。

CHAPTER04

成長ステージとしての
みずほ証券。
さらなる高みを目指して
挑戦を続ける。

これから目指されること、将来ビジョンについて教えてください。

高橋

入社当初は目の前の業務をこなすことに精一杯で、具体的に将来のビジョンを持てずにいたように思います。ただ年次を重ねるにしたがって、その時々のロールモデルとなるような先輩や上司に恵まれたおかげで、少しずつ成長することができました。将来は支店や部門といった、より大きな組織を動かす支店長やエリア長といった役割を担い、自分自身が後輩のロールモデルとなるような存在として、高い視座を持ってステップアップを目指したいと考えています。

朝倉

入社当時から「お客さまにとっての一番でありたい」という思いは変わっていません。お客さまに、困ったときには「朝倉さんに聞こう」と一番に思い出してもらえる存在になっていきたい。そして「楽しく働く」ことも変わらずに追求していきたいと思っています。

安田

私も朝倉さんと同じように入社当時と今の思いはまったく変わっていません。それは「お客さまから信頼される証券営業担当者になる」ことであり、「大きなお金を動かして資本市場を支えるような仕事をしたい」ということです。現在意識して取り組んでいることは、みずほ証券がお客さまから選ばれる証券会社であり続けるために、若手の育成が将来のみずほ証券の成長につながるという信念を持って仕事をすることです。支店長を目指して頑張りたいと思います。

片山

そうですね。当社は女性活躍を推進しており、女性の支店長も活躍されています。安田さんのような若い課長が今から支店長を目指すことは、非常に意義があることだと思います。私自身も、将来は支店長を目指していきたいと考えています。

安田

みずほ証券はキャリアをチャレンジできる制度もあります。自身が高い意識を持ってしっかりと自己成長することでチャンスはつかめると思っています。着実に成長し、キャリアを築いていくことができるのがみずほ証券のいいところだと思いますね。

朝倉

ええ。成長できる環境であることは間違いありません。20年勤務してきた私の実感です。確かに証券営業は厳しい側面もある仕事ですが、経済やマーケットのみならず、世の中の様々なニュースや変化を受け取り、勉強し、判断していくダイナミックな世界です。その世界で得られる知見は、成長に繋がります。

高橋

そうですね。別な見方をすると、今「対面取引」に求められるのは、単なる商品提案だけでなくライフプランに関わる「コンサルティング」に変化し、社員に求められる能力も高度化しています。専門性や高度な情報提供が求められる中、仕事を通じて大きく成長できると思いますね。

片山

その成長を牽引していくのが、私たちマネージャーということになります。今日のメンバーのみならず、女性管理職の活躍でみずほ証券を進化させていきたいですね。

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