why なぜ、私はみずほ証券を
選択したのか。

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大学では、コーポレートファイナンスやM&Aについて学ぶゼミに所属していました。特にM&Aは、経済へのインパクトが大きく、そのダイナミズムに惹かれました。就活でも、投資銀行、M&A専門会社、銀行等にアプローチ。企業研究をしていく中で気付いたのは、投資銀行では単なるアドバイザーというコンサルタント的な立場に留まらず、デッドやエクイティ、アセットを活用した資金調達とセットで企業をサポートすることができるため、企業の成長発展により強くコミットして長く深く関わることができると思い、投資銀行業界に絞って就活を進めました。
みずほ証券は、銀行系であることから多彩な案件を数多く取り扱っていることが魅力的でした。また出会った先輩社員方の雰囲気が自分に合っていると感じ、「この人たちと働きたい」と思い入社を決めました。若手の頃から多くの案件に主体的に携われるという話を聞きましたが、まさにその通りで、早い時期から案件を主導する役割を担っています。

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what 私は日々、何を原動力に、
何に挑んでいるのか。

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現在、不動産投資銀行部に所属しており、主に不動産私募ファンドの組成業務を担当しています。対象となる不動産(アセット)はオフィスビル、ホテル、物流施設、マンション等様々。ファンドの組成業務は、例えば、あるアセットの購入意思の打診を受けると、まずファンド組成に適した物件かどうかデューデリジェンス(投資対象の価値とリスクを調査)を実施し、物件を評価します。ファンド組成が決定すれば、資金調達のフェーズに入ります。一般的に金融機関からのノンリコースローンで過半数を調達し、残り(エクイティ)を投資家から募りますが、案件によっては資本コスト最適化のために複雑な資金調達を行うこともあります。資金調達と並行して、ファンドの事業計画の作成、案件関係者とのドキュメンテーションの調整等エグゼキューションを行い、案件クローズ後はファンドEXITに向けファンド運営をサポートするという流れになります。対象とするアセットタイプやファンドの運用コンセプトが案件ごとに異なるため、どの案件でもオーダーメイドのファンド組成を行っています。
このアセットファイナンスの特徴は、他のファイナンスに比べて自由度が高く、入社2~3年目になると、自身の裁量で案件を進めることが求められます。株式や債券と異なり、実際に街中にモノがある分かりやすさも、この仕事の魅力の一つです。これまでの知見を応用しながら顧客と交渉して私募ファンドを組成する中で、常に新しいことを吸収できる実感が原動力であり、新たな案件に挑む力になっています。

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when 私はどんな瞬間に成長し、
達成感を享受するのか。

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上場REIT(不動産投資信託)をめざす投資法人が、IPO(新規公開株式)のフェーズで物件を購入する際、「ブリッジファンド」を組成したことは、強く印象に残っています。ブリッジファンドは主に上場REITや私募REITへの物件供給を目的に組成されるファンドで、機動的な物件取得を可能とするものです。冒頭の取り組みは、始まりから終わりまで一気通貫でマネジメントすることができた初めての案件であり、自身の成長および達成感を感じました。できることを地道に一つ一つ増やしていき、それらが結びついた成果だったと思います。馴染みのない、新しい案件にも積極的にチャレンジしていくことが、自身のバリューを高めていくために大切であることを実感しました。
入社7年目の2020年、日本の不動産マーケットにおいて多くの海外プレーヤーが活躍する中、海外での不動産ファイナンスビジネスを経験したいと思い海外赴任を志望しました。赴任先は、みずほ銀行アジアパシフィック営業部の不動産ファイナンスチーム。シンガポールに3年間駐在し、主にシンガポール及びオーストラリアの不動産を対象にローンの出し手として不動産ファイナンスに携わりました。日本とは異なる法制度、商習慣、文化等に触れ、勉強し経験していく中で視野が広がり、視座が高くなった実感があります。

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how 私は将来どう挑み、
実現するのか。

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シンガポールの3年間は、自分にとって大きな転機となりました。海外不動産ビジネスを学んだことに加え、グローバルで戦うことの耐性が付きましたし、日本と海外をシームレスで考えるスタンスが身に付いたと思います。英語を使うことにも臆することがなくなりました。
不動産ビジネスの現場はグローバル化が加速しています。シンガポールで得た知見を活かし、海外投資家・外資系ファンドとのコネクションを広げ、より幅広い案件にチャレンジしていきたいと考えています。それと同時に、知識も常に吸収していく必要性を痛感しています。新たなタイプのアセットも生まれていますし、ストラクチャリングに関しても、税制・法制が改正されていく中、適切にアジャストしていくことが求められています。この不動産ファイナンスの世界を究めていくことで、日本と海外の架け橋となれる人材に成長することが目標です。また、私募ファンドをはじめとする不動産の証券化は、今後より身近なものとなっていくと考えられます。不動産ファイナンスによる投資商品の拡大、運用の多様化を担うことで、日本経済の活性化の一助になる点も、この仕事の大きな魅力の一つです。

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