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就職活動で、さまざまな会社の仕事内容を理解していくなかで、魅力を感じたのが証券業界でした。証券会社の仕事は、多種多様な業界の経営者と接する機会が多くあり、自己成長につながると考えた点、また、メーカーなどと異なりモノを販売するわけではないため、自分自身の人間力や知識・スキルで勝負をすることができる点に魅力を感じました。さらに社会的にも、｢貯蓄から投資へ｣の流れが加速するなかで、証券業界の市場拡大にも期待が持てたというのも理由です。
その中でもみずほ証券を選んだのは、グループ連携に魅力を感じたからです。グループの総合力を発揮することで、これからの成長が期待できると感じました。証券会社単独では対応が難しいニーズや課題に対しても、〈みずほ〉の力を集結すればお客さまに最適なソリューションを提供できる。このグループ力の強さこそが〈みずほ〉がお客さまに選ばれ続ける理由だと感じました。また、みずほ証券に入社した大学の先輩から、仕事のやりがいや会社の雰囲気のよさを聞くことができたことも、入社の後押しになりました。

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支店に在籍していた時、とある法人のお客さまを担当していました。お客さまは、建物の老朽化が進む中、将来的な建て替えのため大口での資金運用計画を検討されていました。その運用をどの証券会社に委託するか、複数の証券会社でプレゼンを競い合うコンペティションになりました。私は、まずはお客さまのニーズをしっかり把握するためヒアリングを行いました。数十億円の資金を10年間運用していく計画の中で、お客さまは安定的な運用を望んでいました。しかし安定的でありつつも、着実に資産を増やしていく必要があります。私はさらに｢細かすぎる｣と思うほど、詳細な内容について徹底的に聞くことに努めました。そしてその意向を、社内の各関係者に共有し、多くの知見を借りながら、お客さまの考えに寄り添った提案をしました。最終的に｢みずほ証券が一番我々のことを考えてくれていた｣というお客さまからの言葉をいただき、当社の提案が採用されることになりました。
大きな仕事を成し遂げたことで自信を持つことができましたし、確かな達成感がありました。案件が大きくなれば、自分の力だけで成し遂げられることはそう多くはありません。しかし他部署の協力は、ただ待っているだけでは得られません。担当者として誰よりもお客さまのことを知り、考えることを徹底的に行うこと、そして、目の前の課題を一つひとつ解決していくことで周囲からも信頼されるようになると思います。その信頼の積み重ねが、より大きな仕事の実現につながる、そう感じた瞬間でした。