why なぜ、私はみずほ証券を
選択したのか。

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新卒で入社したのは外資系の証券会社でした。大学で学んだマクロ経済の知識を活かせる場として金融業界を志望し、よりマーケットに近いところで働きたいと考えて選んだのが証券会社でした。その中で外資系の会社に入ることにしたのは、報酬面の魅力もありますが、少数精鋭の環境で自分の存在感を発揮することに挑戦したいと思ったのが大きな理由でした。前職では今と同じ債券のセールスに携わり、とても刺激的でやり甲斐を持って働くことができました。しかし、リーマンショックの影響などで私が所属する部署の縮小が決まり、それが転職の直接のきっかけになりました。
その後に入社したのがみずほ証券なのですが、後押しになったのは、前の会社でみずほ証券から転職した先輩に色々な話を聞いていて興味を持ったからでした。「円債の扱いならみずほの方が断然上」「うちでは見えないものがみずほでは見える」。今働いている外資証券の魅力も理解した上だとは思うのですが、転職者の先輩たちからみずほ証券の特徴や強みを聞いていたため、この会社で自分の新たな未来を拓きたいと考えて転職先に決めました。

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what 私は日々、何を原動力に、
何に挑んでいるのか。

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外資の証券会社は自社ならではの商品で戦い、みずほ証券などの日系は幅広い商品を揃えてお客さまの要望に応える。食事に例えれば、一皿とビュッフェスタイル。外資系と日系では、そうした点が大きな違いだと感じます。ただ私たちの部署にも、日本の大手金融機関を対象に商品別の担当者がつく第一部と、その他の金融機関に幅広い商品を提案する第二部があり、第一部はやや外資系に近い存在になっていると言えるかもしれません。私はそれぞれに4〜5年ほど所属し、今は第二部に戻って地域の金融機関に国債や社債、デリバティブ商品など様々な商品を提供する仕事を担っています。
私は第一部のメンバーだった間、海外の社債の強化という新たな取り組みを担って一定の成果を収め、総合力が問われる第二部に戻りました。5年ほど経って戻ってきたので、部内の多くは新しいメンバーに入れ替わっていました。そこで挑戦したのが、他のメンバーを巻き込んでより大きな案件を具体化すること。ちょうど私のお客さまに最適だと思う商品があり、それには100億円規模の資金を集める必要がありました。担当顧客だけでは難しい金額で、他のメンバーに声をかける絶好の機会だと考えました。地域金融機関は400以上あり、10億ずつでも10社集めれば100億になります。最初は「そんなのは無理だ」といった反応が多かったものの、粘り強く説得し、提案しにくい点は一緒に打開策を考え、目標を達成することができました。今ではこうした取り組みは部内で一般的なものとなっており、その先駆けとなったことにも自分が挑戦した意義を感じています。

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when 私はどんな瞬間に成長し、
達成感を享受するのか。

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以前の自分を振り返って、「出来たら素晴らしい」と思っていたことが「出来て当たり前」と感じたときに成長を実感します。これは「出来たら素晴らしい」と思うだけでなく、出来るように行動するからこそ生まれるもので、私はこれまで一貫してそのような姿勢で仕事に取り組んできました。
大手金融機関向けに海外の社債を担当していた第一部の頃、大口のお客さまから海外視察のオーダーを受け、外資系を主とした厳しい競争環境の中でみずほ証券を選んでいただいたことがありました。当時の我々には海外企業とのコネクションに優位性はなかったのですが、「アポイントに必要なら自分たちの社名を出してくれても良い」とまで言っていただきました。このときの提案で私が意識したのは、「要望に合わせるだけでなく、要望をより深く考えること」。視察前の準備にみずほ銀行の海外担当やみずほ証券の外国株式部からヒアリングし、経済紙の記者、JETRO(日本貿易振興機構)職員とのミーティングなどをプランに加えたことが潜在的なニーズを掘り起こし、弱点を払拭する信頼の獲得につながったのだと思います。こうした実績を一つ作ると、他のメンバーのお客さまも同様の案件をみずほ証券に任せてみようとなり、部署全体の「出来て当たり前」になったことにも大きな手応えを感じました。

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how 私は将来どう挑み、
実現するのか。

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世界中の方から「<みずほ>に任せれば何とかなる、任せて良かった」と思っていただく、そういうグローバルな金融機関を目指す。今、みずほグループが目指している企業像を、私はそのようなものだと理解しています。こうした動きの中で自分が出来ること、すべきことだと考えているのが、先ほども少し触れた「自分だけの当たり前」ではなく「皆の当たり前」にすることです。私がみずほ証券に入社してからの10数年で変化を感じる点に、全ての領域においてNo.1を目指そうという熱い意識が生まれてきたことがあります。以前は自分たちがトップの地位を築いている領域ばかりに目を向けがちなところがありました。しかし今は、他社に劣っている部分も正面から見つめ、そこを強化して業界No.1を目指そうという気持ちが強くなってきました。私が考える「皆の当たり前」を増やすことは、その実現にもきっと結びつくはず。自分自身も「当たり前」になったことに安住せず、「当たり前でない」ことを探し、改革に挑み続ける人間でありたいと思っています。

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