why なぜ、私はみずほ証券を
選択したのか。

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大学院では実証会計学を専攻。財務諸表のロジックを分析する会計分野であり、就職ではその知見を活かしたいと考えました。そのため、金融業界に絞らず、メーカー等の経理・財務部門も検討していました。当初は証券会社もそのうちの一つに過ぎませんでしたが、様々な職種を見ていくうちに、専門的なスキルを身に付けることができる「アナリスト」という仕事に魅力を感じるように。アナリストは個別企業の収益や経営状況の把握に加え、国内外のマーケット、全般的な経済・政治状況等、様々な情報を調査・分析して株価の予想や企業の将来予測等を行うスペシャリスト。学生時代に学んだ会計学や統計学の知見も大きな武器になると感じました。
みずほ証券を選んだ理由は、銀行系証券会社であることからビジネス領域が広く、アナリストとしてのやりがいも大きいと感じたこと、さらに業界屈指のアナリスト集団が所属していることを知り、そのような環境であれば成長できると感じ、入社を志望しました。当初は5大証券会社であればどこも変わらないと思っていましたが、みずほ証券は面接で出会った社員の方々が心優しく、自分に合う風土を感じたことも入社の理由の一つです。

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what 私は日々、何を原動力に、
何に挑んでいるのか。

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一般に証券会社のアナリストは、株価の変動予測等を担う、株式のアナリストが知られていますが、私が所属する金融市場調査部は、債券市場を分析し、主に銀行や生保、損保等の機関投資家に向けて情報発信する業務を行っています。部内は、為替や金利、クレジット等を専門とするアナリストで構成されていますが、私は「マクロチーム」に所属し、「マーケットエコノミスト」という肩書のもと、経済や政治等を幅広く俯瞰・観察し、債券市場の先行きについて、考察・分析しています。アウトプットである情報発信の方法は様々で、アナリストレポートのリリース、顧客とのミーティングでのプレゼン、各媒体への寄稿、メディアから取材を受けることもあります。
肩書の「マーケットエコノミスト」が示しているように、業務の特徴はマーケットと対峙することにあり、情報発信までのスピード=速報性が特に求められます。スピーディな情報提供を実現するためには、普段何気なく見ているニュースについても、深く柔軟に考えて事実を整理し、いつ起こるか不透明なマーケットイベントに備えることが重要です。顧客である機関投資家は金融のプロ。そのプロから、速報性や独自の分析が高く評価されたとき、大きなやりがいを感じます。

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when 私はどんな瞬間に成長し、
達成感を享受するのか。

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若手のアナリストというと下働きのイメージがあるかもしれませんが、金融市場調査部のアナリストは比較的若手のうちからお客さまとのミーティングに参加ができますし、早い時期にアナリストレポートを単筆で情報発信できる機会があります。金融のプロである機関投資家に向け、いかに付加価値の高い情報をお客さまに提供できるか。日々、挑戦でありその難しさも実感していますが、アナリストレポートが各方面から好評をいただくときや、レポートがメディアで取り上げられることもあり、そういったときに達成感を感じます。
マーケットに対峙する日々ですが、重要なポイントはどのようなイベントがマーケットにインパクトを与え、それによって債券市場はどのように変化していくかを見通すことです。単にマーケットを眺めていては付加価値の高い情報提供につながりません。そのため債券市場だけでなく、市場にインパクトをもたらす世界の経済・政治を常にウォッチし分析する必要があります。例えば、アメリカの大統領選挙。誰が当選するかによって企業の株価が変動し、それは債券市場にも影響を与えます。数年前の大統領選挙では、その分析と速報性が高く評価され、レポートの多数の閲覧をいただきました。昨今の日本のインフレ状況、賃金上昇、マイナス金利解除等のドラステックな動きも的確な分析によって、精度の高いアウトプットを継続していきたいと考えています。

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how 私は将来どう挑み、
実現するのか。

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近年は、地方へ出張する機会も増え、様々な投資家の方々と会話することで、今どのような情報発信がお客さまのニーズと合致するのかを把握でき、日々の業務において相乗効果が生まれ、自身のアナリストとしての成長にもつながっていると思います。投資家の方々からミーティングに招いていただくことはアナリスト冥利に尽き、この仕事の嬉しさや喜びを感じる瞬間です。また、私たちは一方的に情報を提供していますが、大事なことは「お客さまに伝わる」こと。お客さまが十分理解できる、シンプルで伝わりやすい情報発信を心がけています。
今後、アナリストとして大成していくには、他社のアナリストと差別化を図るためにも「アナリストの個性」というものを磨いていかねばならないと思っています。私が重視している「スピード」もそのうちの一つだと思いますが、考察や分析で個性を発揮していきたいと考えています。投資家であるお客さまは膨大な情報を得ているわけであり、その情報を入手するルートには他社のアナリストも含まれます。独自に入手する情報もありますが、基本的には、すべてのアナリストが世の中に流通している情報に触れています。その中で価値ある情報を提供するのであれば、やはり独自の考察・分析が求められます。それを実践するためには、お客さま以上に多くの情報に触れ、頭を柔らかくし「創造力」を伸ばしていく必要があると思っています。多彩な経験を積み重ねることで、次のステップアップにつなげていきたいと考えています。

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