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特集02:なぜ、私たちは「挑む」のか 特集02:なぜ、私たちは「挑む」のか

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グローバルビジネス グローバルビジネス

みずほ証券のグローバルビジネスの概要を紹介してください。 みずほ証券のグローバルビジネスの概要を紹介してください。

―どのようなトレーディングを担当されていますか?


小澤
私は自己勘定の日本株トレーダーとして、証券会社がお客さまの相手方となって売買を成立させる「プリンシパル取引」を担当しています。簡単に言うと証券会社が“在庫”を持つような形で注文にお応えしているわけです。通常の売買注文は市場に取り次ぐことで取引を執行しますが、大口の注文などには私たちトレーダーが介在して投資家の要望にお応えしているのです。

−なぜ、そのようなトレーディングが必要なのですか?

小澤
いくつか理由があります。その一つは取引を円滑・迅速に行うためです。たとえば、あるお客さまがある銘柄を50万株売却希望された場合、証券取引所ではそれだけのボリュームを扱いきれない場合があります。捌けたとしても株価にインパクトを与え市場を混乱させる恐れがあります。かといって徐々に売却したら時間とともに株価が変動してしまいます。ですから、証券会社が相手となって全株を買い取れば、一気に取引ができますよね。私はそうした取引に備えるために、変化するマーケットやリスクに合わせて日々トレーディング方法や在庫(ポジション)を調整し、最適化を図っています。

−そのほかのトレーディングも教えてください。

小澤
投資信託運用会社などの特殊なニーズにお応えしています。私が相対するお客さまは保険会社、投資信託の運用会社、ヘッジファンドなど国内外の機関投資家で、その多くは数100億から数1,000億円規模で株式を運用をしているため、決められた時間・価格範囲内で迅速・確実に約定したいというニーズが常にあります。たとえば、大量の株式の売買を決めた価格で一気に執行するバスケット取引や多数の株式と先物をセットで取引するEFP取引の引合いがあります。私たちはそうした要望にお応えして、手法の提案や取引の準備、価格の提示などを行っています。

−そうした取引を相対で行うということは、当然リスクが生れますよね。

小澤
そのとおりです。お客さまが売却注文の場合、約定後の株価が提示した価格を下回るケースも当然あります。その際予測したようにいかず損失を出してしまうことになります。ですが、当然その反対のケースもあり、それも「なぜ、このビジネスをするか」の理由の一つなのです。証券会社として売買手数料だけでなく、トレーディングによる収益機会を生むことができます。お客さまのご要望にお応えする一方で、自社収益の最大化を目指すことは大変ですが、そこに醍醐味ややりがいがあると感じています。

欧州市場におけるみずほ証券のプレゼンスはどのようなものですか? 欧州市場におけるみずほ証券のプレゼンスはどのようなものですか?

−日常の業務について、もう少し詳しくお話しください。


小澤
マーケットが開いている間は、国内外のお客さまを担当しているセールストレーダーとやり取りをしたり、マーケットの動きをチェックしながらトレードのタイミングを見たりしています。外国人のセールストレーダーも数多く在籍していますから、日本語と英語を使い分けてさまざまな情報を交換します。引合いの内容を聞くだけでなく、お客さまの直近の運用傾向や事情などを把握し、他社との競争に勝つための落しどころを予想したりしています。同時に一方では、価格の提示や取引の準備に追われます。ロジカルかつ高速に分析することが求められるだけでなく、複数の案件が並行している場合は性格なマルチタスク能力も不可欠です。また、手に汗を握るような局面でも冷静さを保つ必要があります。

−トレーダーの面白さや難しさはどこにありますか?

小澤
マーケットと対峙するこの世界は弱肉強食です。アウトプットへの結果はすぐにわかりますし、評価も公平です。そのあたりが面白さであり、難しさでもあると思います。自分の判断が正しかったときは大きな喜びと達成感があります。間違ったときは反省し、なぜ失敗したのかを徹底的に分析します。次の場面で全く同じ条件がそろうことは決してないので、とにかく奥が深いですね。いくら勉強しても知識不足を感じますし、マーケットに影響を与える事象が多すぎるとも思います。「風が吹くと桶屋が儲かる」のたとえのように、ある小さな出来事が想定外に大きなインパクトを与えたりするので驚かされます。

−大切にしている言葉やモットーはありますか?

小澤
「挑戦をあきらめない」です。みずほ証券では若手がチャレンジできる環境が整っていますから、努力が認められれば新人や若手でも大きな責任を任せてもらえます。私がこの仕事をはじめて2年目のとき、それまで数回しか経験したことがないプロダクトの引合いがありました。数10億円規模の大きな取引で、価格の提示を求められました。上司や先輩はこの日たまたま休みを取っていたため、私一人ですべてを担当しなくてはなりませんでした。臆することなく、最適なトレーディング方法を考え抜き、競争力のある価格を算出して提示しました。結果は大成功で、当社の利益も予想を超える結果となりました。そして、もう一つ、「自分のコンフォートゾーン(得意分野)に留まらず、自分を広げる挑戦を続ける」もモットーにしています。直近の話をすれば、いま主力としているプロダクトにこだわらず、馴染みのない他のプロダクトも勉強してレパートリーを増やし、自身のバリューをあげていきたいと思っています。

−週末など、休日はどのようにお過ごしですか?

小澤
週末は仕事のことを考えず、リラックスして過ごすようにしています。トレーダーという仕事は小さなミスでも大きな損失を生みますので、職場にいるときはアスリートが競技会場で見せるような集中力が求められます。ですから、オフタイムは気持ちや体のコンディションを整えるためにも大切です。体調の良し悪しがトレーディングの判断速度にも影響しますので、翌日に仕事のある日は、深酒しないように心がけています。

[取材後記]

インタビューのなかで強く得た印象は、「全力を尽くす人」だった。厳しい競争のなかで一途に自分を鍛えようとする姿には、一流のアスリートを感じさせる。また、曖昧な言葉を使わずに理路整然と明解に、テンポよく話す人でもある。自分の長所は「コミュニケーション力」とする分析にもうなずける。「将来は海外のマーケットを経験し、それを国内で活かしたい」と語る彼から、「トレーダーの仕事が好き」という実感が伝わってきた。