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02

みずほ証券のプロフェッショナリズム みずほ証券のプロフェッショナリズム

みずほ証券では「プロフェッショナル」の価値を、どこに置いていますか。 みずほ証券では「プロフェッショナル」の価値を、どこに置いていますか。

—みずほ証券では「プロフェッショナル」としての価値を、どこに置いていますか。


木戸
とくに定義はありませんが、お客さまと接するときに、中長期的な信頼関係の構築を最終的な目標とするところが、みずほ証券のビジネススタイルではないかと思います。それは私たちホールセール部門だけでなく、個人や中小企業のお客さまを対象とするリテール部門においても同じです。みずほ証券は銀行を母体として発足した経緯があり、現在ではグループ各社が『One MIZUHO』の旗印の下、一体となってサービスを提供することを目指していますから、「目先の利益」だけを考えてビジネスを進めることはありません。これは私の見方ですが、目の前にある仕事に全力を尽くす一方で、永続的な信頼を築けることが、みずほ証券におけるプロフェッショナルの理想像ではないかと思っています。

−アドバイザリー第二部長としてM&Aアドバイザリー業務におけるプロフェッショナルとは?

木戸
基本はいま申し上げたことと同じですが、あえて付け加えるとすれば、お客さまから「指名される存在」であることが、私たちのプロフェッショナリズムであると考えます。例えば、銀行から紹介されたお客さまのM&Aの計画を私たちがサポートしたとします。それがお客さまのニーズに適うものであり、満足いただけるものであれば、次の計画においても、私たちを頼りにしていただけると思います。「もう一度、みずほ証券にアドバイザリーを頼みたい」「次の案件もあの人に担当してもらいたい」と、お客さまからのリピートをいただけるチーム、もしくは人であることが、プロフェッショナルの証だと言えます。

−リピートを増やすためには、何が大切ですか。

木戸
一番大切なことは、当たり前のことですが、お客さまの要請にきちんとお応えすることです。M&Aはそのプロセスにおいて、さまざまなステークホルダーにとって最適な合意点を探る作業がいくつも生まれます。その都度、お客さまの本意をよく理解して、適切なアドバイスを提供しなくてはなりません。それを行うためには、私たちは常に自己啓発を心がけ、新しい知識の吸収に努めるとともに、そうした知識を創意工夫につなげていくことが大切です。お客さまのために何ができるかを突き詰めて考えていけば、新しいアイデアや最良の選択が見えてくるはずです。

「アドバイザリー」としてのバリューと課題、難しさは何ですか。 「アドバイザリー」としてのバリューと課題、難しさは何ですか。

—M&Aアドバイザーとして感じる課題や難しさは何ですか。


木戸
数年前に日本の食品会社が欧州の同業を買収するという案件がありました。買う側にとっては新たな商品群・ブランドの獲得、被買収側にとっても日本・アジアでの販路拡大と、双方の会社にメリットの多い計画で、買収交渉もスムーズに進み、M&A自体は何事もなく完了したのですが、その後ほどなくして原料の価格が急騰したのです。食品マーケットの特性で、販売価格への転嫁=商品の値上げは非常にハードルが高いため、買収後の欧州子会社は厳しい経営を迫られることになりました。アドバイザーとしての役割を終えた後も私はずっと気になっていて、事あるごとに状況などをお聞きしていました。幸い徐々に原料価格も落ち着きを取り戻し、現在では経営も順調に推移しているとの報告を聞いていますが、このM&Aに携わった関係者として敏感にならざるを得ない出来事でした。
私たちの仕事に「100点満点」はおそらくありません。最良のスキームやアドバイスを提供できたとしても、それはM&Aを進めている時点での最良であり、数年後に環境が激変して予想通りにはいかないこともあるからです。予想できないことが起きて最良ではなくなることもあります。そうしたときは担当者としては忸怩(じくじ)たる思いが残ります。「もっとやれることがあったのではないか?」と考えてしまいます。 その点、みずほグループの力を結集して、M&A後の経営戦略も含めてしっかりとサポートしていくことでカバーできる部分も多いと思います。

−仕事を通じて、感動されたことはありますか。

木戸
私たちは、お客さまの経営戦略の支援を目的とした「M&Aの提案」を行っていますが、あるとき、米国でのビジネス展開を検討されていた製造業のお客さまに買収候補先のリストを提示すると、そのなかの1社に興味を示されました。そこで私たちは米国の対象会社と交渉を進め、デューデリジェンス(経営の実態や財務内容の詳細調査)の結果をお客さまに報告したのですが、対象企業の経営状況や財務内容以前に、その会社の哲学や経営方針などにいたく共感され、「この会社をぜひグループに迎えたい」となったのです。その後、交渉の席で日本企業の経営陣が相手のオーナーに「感銘しました。事業を大切に育てます」と計画を詳細に伝えたところ、黙って聞いていたオーナー、「ありがとう。安心しました」と短く返答されましたが、その目は潤んでいました。実はその段階ではまだ歩み寄るためのハードルがいくつか残っていたのですが、その日を境に交渉は一気に進みました。

みずほ証券のプロフェッショナリズムは、どのようにして育まれていますか。 みずほ証券のプロフェッショナリズムは、どのようにして育まれていますか。

—みずほ証券のプロフェッショナリズムは、どのようにして育まれていますか。


木戸
みずほ証券には自由闊達な雰囲気があり、社員を枠にはめずに自主性を重んじる風土があります。グローバル投資銀行部門においては持ち込まれる案件数が多いため、大小さまざまなディール経験を積むことができるだけでなく、実力と意欲ある人には年次に関わらず責任のある仕事を任せていますから、努力次第で成長は早いと思います。また、最近はクロスボーダー案件が増えており、グローバルビジネスを強化する観点で、毎年多数の若手を海外拠点に派遣して、ビジネスの進め方の違いや関連する法律などを勉強してもらっています。

−新人はどのような業務からキャリアをスタートさせるのでしょう?

木戸
バリュエーション(企業価値評価)やデューデリジェンスのサポートなどから経験を積んでもらいますが、年次によって携わる業務に制限がある訳ではありません。意欲ある若手にはどんどん新しい仕事にチャレンジしてもらい、そうした経験を通して自己啓発の大切さを知り、キャリアに活かしてほしいと思います。

−部下の育成という観点において、とくに重視されていることはありますか。

木戸
担当者がお客さまの視点に立っていないと感じられるときは厳しく注意します。例えば資料作成などでよくあるのは、集めた情報や知っている知識を全部詰め込み、ボリュームはあるけれどなんだかよくわからないものになってしまっている場合などです。M&Aは買い手・売り手双方にとってトップレベルの経営判断を必要としますから、お客さまの疑問にピンポイントでお答えする資料を用意しなければなりません。さらに、意思決定の判断材料や注視すべきポイントなどを織り交ぜて作成すれば、ご満足いただきやすい資料になると思います。「あなたがお客さまだったら、どんなアドバイスをもらえれば役に立つと思いますか」と問いかけて、やり直しを命じることも少なくありません。
私は、自身の行動や判断の拠り所として、「Where there's a will, there's a way」と「莫妄想(まくもうぞう)」という2つの言葉を大切にしています。前者は、元々はリンカーンの言葉で、日本語では「決意あるところに道あり」という意味です。後者は禅の言葉で、あれこれと悩んだり迷ったりしている暇があるのなら、今やるべきことを行いなさいという意味です。機会を見つけては若手に同じような話をしていることが多いです。

[取材後記]

普段接している分にはソフトな印象を受ける木戸だが、厳しい交渉の局面にあっては、驚くほど強い口調で自説を展開するらしい。米国勤務や英国留学の経験もあり、論戦には磨きがかかっている。「おだやかな方に見えますよ」と言うと、「本当はかなり厳しいと思います」と笑顔で答えた。「交渉は“剛”と“軟”の使い分けが大事なのです」の言葉に重みがあった。さすがは百戦錬磨のプロフェッショナルである。